ボタンダウンシャツは、ポロの競技中に襟が風でバタバタと動かないようにボタン止めされたユニフォームを着用している選手からヒントを得て、ブルックス・ブラザーズの創業者ジョン・ブルックスが考案したのが始まりと言われています。
ビジネスライクなイメージを持つ「襟の先端を前身頃にボタンで留めるシャツ」のことです。
生地素材はポロシャツによく使用される鹿の子織り(表編みと重ね編みを組み合わせて鹿の子模様に編まれた生地)やオックスフォード生地(たて糸・よこ糸を2本ずつ引きそろえて、平織りにした生地が一般的です。
(斜子織りともいいます。)
比較的厚地で光沢があり、織目がはっきりしているのが特徴)が多いのが特徴です。
衿先をボタン留めにすることによって、衿の前部がふくらみ、独特な形をつくります。
衿にも種類が多数あり、「ロールド・ボタンダウン」・「フラット・ボタンダウン」・「ハイロールド・ボタンダウン」などがあります。
生地の織り目が通気性が他の織り方より高い為、体を動かして作業する業種(物流・倉庫業・製造業など)の作業服として採用している企業も多くみられます。
また、ボタンダウンのポロシャツはカジュアルシーンにも取り入れられ、1950年頃に米国でこのシャツを着ることが当時大流行しました。
その彼等が好んで着ていたファッションを、「アイビー・ルック」という名が付けられて、現在ではファッションでの定番アイテムの1つになり、今なお多くの人から愛されているスタイルでもあります。