ボタンダウンシャツは、近年取り上げられている地球温暖化の問題におえる対策の一環として当時の環境省が「クールビズ」を発足させたことから始まります。
夏の消費電力の過剰利用を防ぎ、経費削減と環境配慮に貢献できるということで、政府・市役所から導入が始めていった対策の一つです。
そういったバックグラウンドが影響し、各企業が続々とボタンダウンシャツをユニフォームとして導入し、これによりビジネスシーンにおいても瞬く間に普及していきました。
通気性の良い生地が多く使用され、汗のムレが軽減できて快適性の向上や、綿100%の生地では洗濯をすると皺になりやすかったのが、形状記憶素材の生地を使用した商品も量産されました。
アイロンをかける手間が省けたことでビジネスマンのみならず、飲食関係やサービス業のユニフォームにも取り入れられるようになりました。
またカラーバリエーションやボタンの色・ボタンホールの色を変えたりすることでスタイリッシュなデザインも多く、選べる楽しみも広がりました。
首元がすっきりしていることで爽やかな印象を与えれる効果もあり、暑苦しい夏に見た目も涼しいというのも要因にあります。
しかし、ビジネスにおいてはボタンダウンのみではNGな場面もあるので、注意が必要ではあります。
海外出張での商談やパーティのドレスコードには実は当てはまりません。
TPOをわきまえて、行く先々によってボタンダウンのようなセミフォーマルかフォーマルかを見極めて使用すれば、全く問題ではない。